2012年2月2日木曜日

2009/07/09(木)ドイツレストランで食事をする

『見てろよ』とばかりに開けたガレージの中にあったのは日産マーチだった。
ホンダも所有しているそうだ。
連れて行ってくれたレストランは道路沿いにあるVeltheimer Hofと言う名前の典型的なドイツレストランだ。
老夫婦が座っている席に案内してくれた。「空いているのになぜ相席なんだろう?」と考えていると老夫婦の奥さんが英語が出来るらしく「私たちも同じペンションに泊まっているのよ」と教えてくれた。楽しく食事が出来そうだ。
注文を取りに来てくれたのは英語の分かる笑顔のすてきな小柄な女性。
メニューはドイツ語でさっぱり分からん。
色々説明してくれるが、英語でも理解出来ない。「見本を持ってくるよ」と言って持ってきてくれたのは、美味しそうなハムの塊数種。でそれをどう調理してくれるのだろう?
ビールを注文してしばし同席の方とお話しする。
デュッセルドルフから来たそうで、ご主人は83歳、なんとご夫婦で自転車旅行だそうである。日本でも年寄りが安心してサイクリングを楽しめるような道路状況にして欲しいものである。
運ばれてきた料理はすごいボリューム。
農民プレート

晩餐は進む
木のプレートの上に黒パンを敷きそのまた上に隙間なく数種類のハムソーセージが乗っかている 。『農民プレート』と言う名の料理だ。食べられるだろうかと思ったが、数分後には3杯のビールとともに、胃袋に収まった。

2011年10月5日水曜日

2009/07/09(木)Muller Pension 最初の日本人客

お見送りしてくれるMuller夫人

彼はご主人の孫でデニスと名乗った。
挨拶を済ませ、朝食の時間などを説明してくれた。
近くに住んでいるので英語しか出来ないお客さんが来るといつも呼ばれるそうだ。フランス人や英国人アメリカ人が来たことはあるが日本人が宿泊するのは初めてだそうである。電子辞書を出して『光栄です』のドイツ語を表示。発音できないので、ペンションのご主人に示しておいた。
夕食は用意できないので近くのレストランまで送っていってくれるそうである。
しばしデニスと世間話。年齢を尋ねると「いくつに見える?」ドイツ人でもこんなことを言うのか。と思いつつ大学生に見えたので、22歳と答えると、ニコニコして29歳だという。若く見られるのを楽しんでいる様子。コンピュータのプログラムの仕事をしているとか。会話を重ねていくと次第に難解な英語になっていく。「ちょっと待て分からん」と言いつつ、シャワーを浴びる事で世間話終了。

2009/07/09(木)フェルトハイム(Veltheim)Muller Pensionに宿泊

ツインの部屋22.5ユーロ

今日は早めに宿に入ろうと思い、沿道にあるペンションのドアを叩いたが、誰も出てくれない。15:00では早すぎるか。
トロトロ走りながら田園を抜けフェルトハイムVeltheimと言う名前の町に入る。


Muller夫妻
小さな『Pension』の看板発見。自転車道を離れ矢印の方向へ。閑静な住宅街の中に『Muller Pension』の看板。玄関のブザーを押す。二階のバルコニーから頑固そうなドイツ人のおじさんの顔が....ドイツ語会話集から、今日は泊まれますか?を大声で読み上げる。「Frei!」のお言葉。空いてるそうです。
部屋は三階にあり広くて綺麗にしてある。宿泊名簿に記入するように手振りで教えてくれる。
英語は出来ないようだ。なにやら一生懸命に説明してくれるが全くわからん。
お互い顔を見合わせながら「エヘヘ」と苦笑い。私の持っているドイツ語会話集をササッとめくるが困った顔をしている。そんな中でも、「英語は話せるか」と「一階からピンポンと鳴らすからその時に降りてくるように。」というのは何となくわかったので「何じゃらほい」と待っていると、早速ピンポンの合図。降りていくと若い男性がニコニコして待ってる。どうも通訳として呼んできてくれたようだ。どうせなら日本語の出来る通訳が良いのだが.......
Muller Pension

2011年9月5日月曜日

2009/07/09(木)ハーメルンいちご街道


市街地を通る自転車道

ハーメルンからの自転車道路は自動車道と平行して走る。
沿道にはイチゴを売る店が点々と存在する。日本の無人野菜売り場みたいに小さな小屋だ。
一人だけで留守番している。安いので購入したかったがあまりにも量が多すぎる。食べ切れそうに無い。横目で見ながら通り過ぎた。
ヴェーザー川自転車道は所々一般道と重なることもある。横を車が通り抜けていく。
ドイツでは一般道でも市街地を抜けると制限速度は100km/hなのだが、心配することは無い。道路幅は広く、大きく迂回して私を追い抜いていってくれる。日本のように当たらなければ良いとばかりにスレスレを追い抜かれることも無い。
また追い抜けないぐらいに混んでいたら、辛抱強く対向車線があくまで待ってくれる。
ワンコも自転車道をお散歩

これまた日本のようにクラクションで追い立てられることも無い。実際一度もいやな思いをしたことは無かった。自転車と歩行者優先は徹底している。

2011年9月3日土曜日

2009/07/09(木)recumbent bicycle リカンベントとの出会い


リカンベント
息子のは普通の自転車だった

天候は回復し軽快に走行していると綺麗な芝生の広場の休憩所があった。小学生ぐらいの男の子がこっちを見ていたので手を上げてとおり過ぎようと思ったら、7月8日にホルツミンデンで見かけた仰向けに乗る自転車が止めてある。Uターンして写真を撮らせてもらうことに。この自転車は『リカンベント』と言うそうである。この自転車の存在は知っていたが実物を見るのは初めてだ。
写真を撮っていいか、の申し出に快く応じてくれてついでにポーズまで...
どうも英語は得意ではなさそうだが(こちらも同じ)少しお話をした。
従来の自転車に比べ平地を走るのは良いが、上り坂は苦手、暑いときは背中が蒸れる。
自転車好きらしく私の自転車にも興味を示してくれた。日本製か?パーツはフランス製の古い物である。ポンプはドイツ製(SKS)である。と言ったらニヤリとしていた。
販売店のパンフまでくれた。いっぱいパンフ持っていたが、自転車屋さんだったのかな?
こんな自転車でものんびり走れるように日本も道路を整備していただきたい。
日本に帰ったら写真を送る約束をしてペダルを踏みこんだ。

2011年8月21日日曜日

2009/07/09(木)Hamelnハーメルンは雨

朝から天候も回復してきたが、ハーメルンに近づくにつれ、また雲行きが怪しくなってくる。今日はハーメルンの街を見物しようと思っている。『ハーメルンの笛吹き男』の話は幼い頃読んだ覚えがある。あのハーメルンである。
しかしハーメルン市内に入ったとたんまた夕立のような雨。
屋根付きの自転車置き場に避難。車いすを押した人も避難してくる。
しばし雨宿りをする。ドイツでは街中に自転車置き場が完備されている。
このずぶ濡れのスタイルで市内見物も無い。先に進もう。
ハーメルンからはヴェーザー川の遊覧船も運航している。雨ばかりで疲れたので遊覧船に乗ろうかとも思ったが、天気の悪い日の遊覧船はもう一つ魅力が無い。自転車道路沿いに乗り場はあるが、係の人たちも暇そうだ。乗り場を横目で見ながら通過する。
雨のサイクリングもそれなりに楽しいものであるが、こう毎日雨に降られると気分が滅入ってくるな。
ハーメルンの街を出て、今日は早めにペンションに入ろうと思い、小雨の降る道端で地図を見ていると後ろから声をかけてくる老サイクリスト。なにやら困っているように見えたようで「なにか手助けをすることは無いか?」とのお言葉。ただ休憩していただけですよ。
と告げるとほっとしたような顔をしてくれた。ドイツの方達は本当に親切な人が多い。

                                               
夕立のような雨には閉口する。木立の下で雨宿り。何とかここまで使わなかったがポンチョを着て自分自身と前後のバッグを雨から守る。ぽたぽたと雨が落ちてくるが何も無い所を走るよりは、と思い自転車にまたがったまま休憩する。
時折雨を物ともせずに走っていく人たちも居る。
雨に打たれてボーとしていると昔の雨中サイクリングを思い出すな。
雨のサイクリングは嫌いでは無い。山の木々の間に立ち上る靄や雨に濡れた新緑、日常生活では目にすることの出来ない風景を見られるのは新鮮な感覚である。
各地で雨のサイクリングをしたがこう毎日雨に降られるといやになってくる。
アウトバーンらしき高架道路を見ながら小雨の中を走る。
平行して走っていた女性サイクリストに、あの道路はアウトバーンか尋ねると、アウトバーンを走るの!?とジョークを言われてしまった。英語だとうまく切り返せないな。
先を急ごう。
石畳の道を走る

2011年7月9日土曜日

2009/07/09(木)原子力発電と風力発電

この辺りは風力発電が盛んであるらしい。至る所で麦畑の中の風車発見。
しかし突然に原子力発電所が登場したのにはビックリさせられた。巨大な施設である。
日本の原子力発電所の建物と形状が違っていかにも『原発』と言った風情である。
原発をこんな間近で見たのは初めて。
ここで何らかの事故が起これば一帯の麦畑や川の汚染は避けられない。この川は北海まで流れていく。被害は甚大になるだろう。
2009年には深く考えていなかったが、2011年現在ドイツの原発廃止は正当な考えだといえる。