2011年5月31日火曜日

飲料水事情

至る所に自転車道の案内板がある。
道はそう簡単には間違わないはずだが....

外国では生水を飲まないのが鉄則であるらしい。それ故私も水はペットボトルのを購入して飲んだ。ドイツ人もペットボトルの水を飲んでいた。ドイツでは炭酸入りのシュワッとしたのと炭酸無しのがある。ドイツ人は炭酸入りのを好むようだ。
私はなるべく炭酸無しを購入したが、外見からは判断できないので(よく読めばわかるが老眼で眼鏡を出すのが面倒なので)適当に購入した。炭酸入りでも自転車に揺られる間にだいぶ抜けていく。
日曜日はスーパーマーケットも休みだ。あるペンションで日曜の朝、水を売っている所はないか、と尋ねたところ「そこのを入れていけ」と水道の蛇口を教えてもらった。問題なく飲めるようだ。
実際お腹を壊すことは無かった。

2009/07/07(火)Hann-MundenからBeverungenへ(01)

ヴェーザー川沿いのキャンプ場

しばし彼らと一緒に走っていたのだが、私は自宅に電話をかけるのと、水を手に入れるため橋を渡りギーゼルヴェルダーと言う小さな街に入った。橋の上からはキャンプ場が見える。桟橋の上から橋の上の私に手を振る人たちがいるので、お返しに手を振っておいた。
橋を渡ると木組みの建築がある。市役所だそうである。樹木の日陰が涼しそうだ。
成田で購入したプリペイドカードで自宅に電話をかける。国内でかけるのと全く変わらない愛妻の声が聞こえる。30年ぐらい前に自宅から釧路の友人に電話をかけた際、雑音がひどくて会話にならなかったが、今の時代ドイツから日本にかけても隣町のようだ。
テクノロジーの進歩はすばらしい。

シャイな奥さん
小さなスーパーを見つけたので、入ってみる。
店のご婦人に「ミネラルウォーターを」と英語で言うと、
「あんた、ドイツは何日目?」「昨日来たとこ」「ドイツでは水のことをヴァッサーと言うのよ、覚えておきなさい」とまくし立てられる。
私「すんません」
ご婦人「ギャハハハハ!」と笑顔で肩を叩かれた。

と言うわけでどっちでも良かったのだが、炭酸無しのを購入。
せっかくだから記念写真を、とカメラを構えるとさっきの威勢の良さはどこかへ。急に照れてしまうご婦人でした。

2009/07/07(火)Hann-Mundenを出発(04)


ハンミュンデンを少し出ると、周囲は田園風景。麦畑が広がる。ヴェーザー川の対岸には木組みの家々が連なっている。
乾燥した空気と青空。
遠くの森の入り口に木造の見張小屋。ドイツ人のご主人が「あれはハンターの小屋だ」と説明してくれる。
風も無く穏やかな天気の中で充実感を得る。
彼らに今の気持ちを伝えたくて「ドイツに来て本当に良かった!」と話すと、「ドイツは初めてか?」「初めてのドイツでおまけに初の海外旅行である」と説明しておいた。
「奥さんは来ないのか?」の質問に「彼女は自転車の旅行は苦手である」実は私の妻もTOEIフレームのランドナーを持っているのだが....まだ天井の肥やしのままである。
馬が草を食む美しい川沿いで彼らの写真を撮ってあげたら喜んでくれた。周りのサイクリストも少なくなり、のんびりとサイクリングを続ける。

2011年5月30日月曜日

2009/07/07(火)Hann-Mundenを出発(03)


自分の地図上の位置が良くわからないので、道路の反対側に渡ったようだ。同じ場所にいたドイツ人らしき夫婦サイクリストに「ヴェーザー川自転車道はどっちですかね?」と尋ねると彼らも間違えたようで「どうもあっちのようだ」と指をさす。
とりあえずみんなの進む方向へ....
信号待ちなんかで先ほどのご主人がしきりに話しかけてくる。
「どこから来た?」「どこまで行く?」「何日ぐらいの旅か?」
ブレーメンまでと答えると、「我々もそちら方面だ。またどこかで出会うだろう」とのお言葉

しばし、彼らと行動を共にすることにした。

ベートーベンの田園を彷彿させる。
遠くから雷雲がやって来そう。
自転車道はゆったりと続く。
ドイツ北部から来たご夫婦サイクリスト
二人ともサンダルだ。
ハンドルはヨーロッパで普及しているバタフライハンドル

2009/07/07(火)Hann-Mundenを出発(02)

フルダ川に沿って、ヴェラ川と合流した所の橋を渡る。合流した川がヴェーザー川と名前を変え北海まで流れていく。 この川に沿ってブレーメンまで走るのだ。
橋の上には大勢のサイクリストが「モーゲンモーゲン」と挨拶を交わしている。
日本人はいませんな。
ヴェーザー川自転車道はドイツの自転車道でも最も人気の高いコースの一つ。ヨーロッパの他の国からも走りにやってくる。
なにせ、地続きで列車にそのまま自転車が乗せられるのだから、ヨーロッパに住むサイクリスト達がうらやましい。


2009/07/07(火)Hann-Mundenを出発(01)

ホテルの前で。荷物はこれだけ
とても日本から来たとは思えん、
とよく言われた。

食後、輪行袋に入った自転車を組み立てる。ホテルの玄関脇に最適の場所があった。
自転車に乗った人たちが、「モーゲン」と言いながら通り過ぎてゆく。こちらも笑顔で「モーゲン!」
25年前にオーダーしたTOEIフレームのランドナーは、ヘッドの部分に少し傷がついていたが、致命的な損傷は無し。
天気も良いし、今日は朝からgood。
ボロボロの30年以上前のアルプス製フロントバッグと、サドルバッグを取り付ける前に、タイヤに空気を入れないといけない。飛行機の貨物室は気圧が低いので預ける前に3分の1 ぐらいまで空気を抜いておく必要があった。そうしておかないと貨物室でバーストしてしまう。
フレームポンプでは大変なので、フロアポンプをホテルに借りに行くが「無い」とのこと。ガックリ。汗をかいて4気圧ぐらいまでポンピング。荷物を積むので、なるべく圧力を高めておかねば....
完成した自転車の写真を撮って、いよいよ出発。

2009/07/07(火)Hann-Mundenの朝

朝食

朝食はバイキング。スモークサーモン、トマト、ハム、ソーセージ、ドイツパン、チーズ、ヨーグルトetc. 日本だとちょっとしたパーティみたいだ。これでビールがあれば最高!飲み物と卵はどうするか聞いてきたので、紅茶とスクランブルエッグをリクエスト。
スクランブルエッグにはカリカリベーコンが乗せてあり香ばしくてなかなか美味しい。
周りのドイツ人らしき宿泊客は、すごく食べる量が多い。メタボ体型も納得。



部屋から見たフルダ川にかかる屋根付き橋

2011年5月29日日曜日

2009/07/06(月)Hann-Mundenハンミュンデンにて

ホテルの通路

予約しておいた、アルターパックホフホテルはフルダ川沿いにある。部屋の窓を開けると
部屋の中に涼風と川の流れる音が入ってくる。
21:00を過ぎているが、まだ明るいので散歩することにした。
ハンミュンデンは木組みの家が保存されていて、本当にメルヘンに出てくる街のようだ。
ヴェーザー川自転車道を走る人たちは殆どこの街をスタート地点とする。
静かで美しいこの街はヨーロッパ最初の街にふさわしい。
小さな街なのですぐに回り終えるが、何回も同じ所を歩いた。
石畳の道、美しく保存されている。犬もノーリードで歩いている。どこへ行くのか道をテ
クテク。人がいても気にしない。
イタリアンレストランやカフェもあるが、機内で2食も食べたせいかあまりお腹が空いて
散歩中見つけた不動産広告
2800万円程だが土地と延べ床面積が
桁違いに広い
いない。空腹で朝を迎えた方が良さそうなので、ホテルに戻りホテルの用意してくれた、
ホテルの部屋
リンゴと部屋の冷蔵庫からビールを二本飲んでベッドに入る。
2:00頃目が覚めるが、そのままウトウト...時差のせいだな。


2011年5月27日金曜日

2009/07/06ハンミュンデン到着

ハンミュンデンの中心

木組みの家が連なる

ハンミュンデン到着。21:00だというのにまだ明るい。夏の涼しい夕方の感じ。
駅から出た最初の街だ。空気がひんやりして心地よい。あこがれていたヨーロッパの田舎に到着した。感激。
時間も遅いのでタクシーでホテルまで行くことにした。駅前にベンツのタクシーが一台。ホテルの名を言って運んでもらう。ドイツのタクシーは一人の客の場合助手席に乗り込むそうであります。違和感を感じつつ助手席のドアを自分で開けた。

ドライバーはドイツ語しか話せないが、なぜか話が弾む。「あんたはチャイニーズか?」「いやジャパニーズだ」「オー!ヤーパン」「最近は何でもイングリッシュイングリッシュで困るよ」と言っていたような....おじさんは全く英語はわからんそうです。「me too」と答えておきました。


閉店しているお店
ずいぶん早く閉めるもんだと思ったら
21:00過ぎてた。

2009/07/06FrankfurtからHann-Mundenへ

フランクフルト中央駅で待つことしばし、予定のICEがホームへ。
重い輪行袋とダッフルバッグウェストバッグを持って車内へ。思ったよりすいている。
列車に乗った自転車
これは私のでは無い。
予約席もあるようだが、ドイツ語で表記してあるのでわからん。出てくるときに覚えたドイツ語の予約席というのも脳から消え去ってしまっている。
近くのご婦人に尋ねると「You can sit the seat!」 と教えてくれた。「ダンケシェーン!」
ひと安心。
眠くなってくるが、居眠りしているわけにはいかない。乗り換えがあるのだ。
カッセルウィルヘルムスーへ駅にて乗り換え、そこからカッセル中央駅(カッセルハウプトバーンホフ)まで、そこでまた乗り換え。そこでは乗り換え時間5分しか無い。
検札は結局来なかった。
カッセルウィルヘルムスーへ駅は人が多いだろうと思っていたが、全く人いないしホームはすごくでかくて長い。乗り換えはここでいいのか聞こうにも駅員もいない。
ドイツ鉄道のホームページからダウンロードしておいた時刻表でプラットホームナンバーを確認して急ぐ。
目的のホームにはおばあさんが一人。英語は通じそうに無いが、「カッセルハウプトバーンホフ?」と聞いてみる。一瞬怪訝な顔をしたが、すぐに理解できたようで「*#△□$?%@ハウプトバーンホフ」と答えてくれた。正しいようだ。
ホームはやたらと長い。ここで待ってて良いのか?と思いつつ、おばあさんと待つ。
列車はやってきたが、3両ほどしか無く目の前を通り過ぎる。だいぶむこうだ。
おばあさんと一緒に重い荷物を持って走る、走る。
発車後数分でカッセルハウプトバーンホフに到着。
ホームにエレベーターがあるので乗り込んだら、向こうからさっきのおばあさんがやってくる。ドアを押さえて待ち一緒に上へ。「ダンケ」「#$"&%?>=%$#」と話しかけてくるのでニコニコして応対。ドイツ語はわからんよ。多分良い天気とか、ああしんど、とか言ってるのだろう。
乗り換え5分しか無いので、おばあさんに「チュース(さよなら)」と言ってホームに急ぐ。何せ初めてのホームなので勝手がわからない。上のホームに上がったは良いが、どの列車かわからん。ここもまた駅員に聞こうにも誰もいない。でも即発車なのでとりあえず止まっている列車に乗り込んだ。時刻表通りならこれに間違いないだろう。
間違いなかったです。

ドイツ鉄道のチケット購入。

オンラインチケット
乗換駅のホーム
乗り換え時間なども表示される
日本国内でも日本語でチケットを購入できる代理店もあるが、比較してみるとドイツ鉄道局のサイトから購入した方がずいぶんと安い。乗車する列車が決まっているなら(確実に乗れるのなら)早めに購入すると割引がある。日本の代理店にはそれが無い。
ドイツ鉄道局のサイトは日本語の案内は無いが、英語の案内はある。
日付、発駅、到着駅を記入すると時刻表が表示されるので希望する列車を選ぶ。
乗り換え、ホームの番号など細かく表記されるので印刷しておく。

私は往きのフランクフルトからハンミュンデンまではどの列車に乗れるか不明だったので
正規の値段のチケットを購入した。
クレジットカードで決済すると、PDFファイルが表示されるのでそれをダウンロード。
自分で印刷しておく。これが乗車券となる。
検札の際このプリントした乗車券と購入時に使ったクレジットカードを見せる。
帰りのブレーメンからフランクフルトまではどの列車の乗るかは決まっていたので大きな割引のあるチケットを購入した。早めに予約したので余った予算でファーストクラスにした。69EUR。
ICEの方が早く到着するが乗り換えがあるので、直行のIC(特急)にした。ケルン、ボン、デュッセルドルフなどを経由する。
ドイツ鉄道局のホームページを記載しておきます。

http://www.bahn.de/i/view/overseas/en/index.shtml

2009/07/06フランクフルト中央駅にて

二階建ての車両
美しき人列車に乗る

中央駅は(HBF)はすごい人の数。ドイツでは一部の列車を除き(ICEなど)自転車もそのまま乗せられるので、駅構内やホームも自転車を押した人が結構いる。
見ているだけでおもしろい。犬を連れた人や乳母車を押した人。などなど
障害のある人たちも多い。ドイツでは大きな駅で障害のある人をよく見かけたが、日本であまり見かけないのは出歩きにくい環境にあるからでは無いか?
ドイツでは誰しもが出歩きやすい環境にあると思える。
自転車を乗せられる車両は乳母車も車いすも乗せられる。

フランクフルト中央駅は始発駅である。
フランクフルト駅構内
ヨーロッパの映画で見る光景

超特急もローカル線も同じホームから発車する。不思議な光景....日本と違ってレールの幅が同じだそうである。
ところで空港からのICEは検札が来なかった。ドイツでは改札口が無いので乗車券を持たなくても乗ることが出来る。時々検札が来て調べるそうだが、もし乗車券を持っていないととんでもなく高い罰金を支払わなければならないそうだ。
私は日本国内でドイツ鉄道局のホームページからオンラインチケットを購入しておいた。
それ故何の問題も無く、検札を期待していたのだが.....



フランクフルト駅に停車するICE
別れを惜しむカップル

2011年5月26日木曜日

2009/07/06(月)フランクフルト空港

フランクフルト空港駅
ドームがあって明るい

とにかく入国したわけだから、ICE(超特急)に乗らねばならない。
右も左もわからないので丁度歩いてきた警察官に乗り場を尋ねる。
この警察官が映画「ショーシャンクの空に」に出てきた強面の看守そっくり。
顔はいかついが親切に乗り場を教えてくれた。
成田空港のコンピューターで、乗りたかったICE(超特急)が運休となったことがわかっていたので、慌てずに次のICEを待った。こういう時にインターネットは役にたつ。
予定していたよりも到着が遅れるが、まあ想定内の出来事である。
遅れるとはいえ、21:05着だから充分に明るいうちに到着するだろう。
フランクフルト空港駅の案内所で念のため運休なのか聞くと、その通りとのこと。
停車中のICE
退屈なので空港駅からICEに乗ってフランクフルト中央駅まで行くことにする。
ICEは日本の新幹線に比べて、すごく静かで広い。
乗客ガラガラ。


2011年5月24日火曜日

2009/07/06(月)フランクフルト空港

流れ出る荷物人少なし
定刻16:35にフランクフルト国際空港に到着。
成田と機内の状況に変化は無いが、機外の文字がドイツ語ばかり.....初めて来たヨーロッパ。係員までドイツ人だ(当たり前)
空港は大きいが人は少ない。みんなの行く方に着いていこう、と考えていたのだが、ツアー客はとどまっているし、仕方ないのでうろ覚えの案内板を見ながら、入国審査へ。
全然人いない。長蛇の列かと思っていたのに....どこに並んだらいいんだ!
とにかくパスポートを持ってそれらしき所へ。審査官はパスポートを広げ、私の顔をジーと見る。ニコリともしないので、こちらからニッコリしてあげた。
パスポートコントロール
日本人はNon-EUに並ぶ
特に質問されることも無し、拍子抜け。
荷物を受け取りに行ったのだが、かなり広くて人がいない。ウロウロしてやっと私の搭乗した便名発見。
しばし流れてくるまで待つ。
自転車は別の場所に 取りに行くと聞いていたがベルトコンベアで流れてきた。
フォークを抜き、後輪を外すタイプなので小さかったのかも。
荷物をカーゴキャリアに乗せて税関へ。申告する物が無いのでグリーンの検査台のあるゲートを通ったが、係員は何も言わない。
ドアを出るといきなり人がごった返す通路に出た。入国したようだ。これまた拍子抜け。
予想では「観光ですか?ビジネスですか?」とか「この荷物は何ですか?」とかあると思っていたのだが.....

2009/07/06(月)フランクフルトへ

飛行機は全日空で席は2人掛けの窓側に取った。
隣は30歳ぐらいの日本人のお兄さん。
「フランクフルト空港までヨロシク」と声をかけたが、あまりはっきりした返事が無かった。話してても退屈そう....

飛行機はやがて北海道の西部日本海上空にさしかかる。
日本時間13:31頃「飲み物はいかがですか?」と白人のキャビンアテンダント。
「ビールください」と私。「ASAHI?」と言うので、「他のは無いですか?」と聞くと、
研修生で日本語はわからない様子。
結局サッポロをくれました。(おつまみ付)
国際線の中では飲み物は飲み放題。何度もビールやワインを持って回ってくる。
航空機の中は気圧が低いので、少しのアルコールで酔うそうである。
嫌いな方では無いが、控えておこう。
搭乗客の中には、飲み過ぎて気分悪くなってる日本人のおじさんもいた。

日本時間13:51ハバロフスク上空あたりまできた。ロシア上空だ。海外旅行は初めてなので子供のように写真を撮りまくる。緑ばかり、あとは道らしき線がズーと。このあたりは全く開発されていないようだ。
14:17大きな川を見つける。水面に太陽光が反射して美しい。
14:35食事開始だがこれは昼食なのか?朝食なのか?現地時間は07:35なので....
ビールを飲んで一眠りした。結局ビールは2缶だけ。
この年齢になって自制がきくようになったようだ。

2009/07/06(月)出発

がらがらの成田空港

am3:30起きで出発したが、新名神のおかげで予定よりだいぶ早く、津の港に到着。
しばらく車の中で、時間つぶし。
津から空港への船は時間通りに到着。バゲージキャリアに輪行袋に入った、自転車とバッグを積み急いで全日空のカウンターへ。
かなり急いでいたので、中部空港での写真は一枚もありませんね。
成田行きの便はがら空き。3人掛けの一つ隣に、津の駐車場からのバスで一緒だった人とまた隣り合わせた。
彼はパキスタン人で、久し振りに家族に会いに帰るとか。仕事は自営だそうだが、中々厳しいとのこと。
成田に到着。搭乗までに2時間あまりある。念のため200EUR両替する。出てくる前に地元の銀行で両替したのとはずいぶんレートが違う。あのときと相場は大して変わってないので手数料の違いか?次回からは空港で両替することにしよう。
免税店をのぞいてみるが、私とは縁遠いものばかり...。必要なし。
キャノンのG10などは、私がキタムラの通販で買ったのよりも1万円以上高い。
テクテク歩いて、民芸屋さんで京折り紙を見つけた。日本製で10枚500円。高価だが買っておこう。
実は鶴は折れなかったのだが、出てくる前に、妻に猛特訓を受け折れるようになった。
妻に感謝。この後何度か役に立ったのだから。

2011年5月23日月曜日

この旅に使用したカメラ

ブレーメンからフランクフルトの車中で
この時点でカメラはデジタル一眼とこのキャノンG10を保有していた。
悩んだ末、一眼は持って行かないことに。
18-200のズームレンズを着けるとフロントバッグの殆どを占めてしまう。
正解でした。荷物は軽いに限る。
優れ物のG10は良い写真を残してくれました。
これに8GBのカード一枚4GBのカード二枚を持参。
おおよそ2000枚ぐらいの写真が撮れる。

ところで最近G10とはお別れしてG12を購入した。

旅立ちまで(04)

走るルートはヴェーザー川自転車道にした。
ハーメルン近郊
木組みの建物が残るHannMundenからブレーメンまで約400kmの旅。
疲れたら遊覧船もある。ドイツでは列車に自転車ごと乗れるので気が楽。
ヴェーザー川自転車道はメルヘン街道沿いにあり、鉄道も走っている。
老体サイクリストにはうってつけ。
ほとんど上りも無し。オールドサイクリスト、およびちんたらサイクリストの私にはもってこい。
とまあ諸般の理由でこの道を選んだ。
結局、船および鉄道のお世話にはならずにすんだが、初めての海外ツーリングとしては安心第一。

2011年5月22日日曜日

旅立ちまで(03)

ヴェーザー川自転車道 対岸に木組みの家が見える。

このランドナーなのだが、製作したはいいが、ほとんど乗ることなく天井の肥やしとなってしまっていた。
再度乗るためには整備が必要。タイヤなどのゴム製部品は経年劣化が激しく交換が必要。 案の定ウォルバーのスーパーランドナーはサイドのひび割れひどく使えそうにない。
新しいタイヤを購入するべく、早速スポーツサイクルヤマネに電話 。
返ってきた答えが、『今は650Bは作られていない』ガーン。
しばらく自転車から離れていた間にいろんな規格が変わっていようとは......
タイヤなくしては自転車は走らない。
『どうすればいんですかね?』の質問に親切に他店のことを教えてくれました。
『同じ京都の『アイズバイシクル』という店でパナソニックに作らせているのがある。』
とのこと。
『グランボア』ブランドのこのお店は随分とマニアックな自転車店で、今時このような形態の自転車店が存在するとは....
とにかくタイヤを手に入れることができてよかった。少々高かったのだが.....
翌週の休日に久しぶりにヤマネさんを訪問。
先代の店主徳太郎氏は2年前にお亡くなりになったとのこと。
過ぎ去った時間を感じさせますな。
ひとしきりお話しした後、ワイヤー類とグリスを購入してお店を後にした。

旅立ちまで(02)

今にして思えば、なぜドイツなのか思い出すことができない。
沢木耕太郎の深夜特急を読んだせいなのか、(沢木はドイツには行っていないが....)ミュンヘンの町を紹介したテレビ番組を見たせいなのか。
もしかしたら、『ドイツは平地が多い』という言葉だったのかも。

20数年前に京都のスポーツサイクルヤマネで軽量ランドナーをオーダーした。
トーエイのクロモリフレームに手持ちのユーレージュビリーなどの軽量パーツをくっつけタイヤは650×32Bの細めのものを選んだ。
これより前のランドナーは、峠越えなどに利用していて、ダートに担ぎとハードな使い方をしていたのだが、体力の低下とともにそのような乗り方はやめにした。
一般道だとほとんど舗装路になったせいもある。
どこまでも続くヴェーザー川自転車道

2011年5月20日金曜日

旅立ちまで(01)

読者の皆さん、初めまして。
2009年7月に生まれて初めての海外旅行。
ドイツを10日間ばかり走ってきました。
2010年7月にも10日間。
その時のことを思い出しながら報告していきたいと思っています。
順番は全くめちゃくちゃの予定。
ていうか、いつまで続けられるか......
まあ気長にお付き合いください。









画像は私のランドナー20数年前にオーダーした。